VoiceLoupe マイクとブラウザの設定を測る

一部の項目だけ「判定できません」と出たとき — その読み方

この画面には、3 通りの状態が混ざっています。

半分は数字が出て、半分は「判定できません」と出ている。出ている側の数字を信じてよいのか — 出発点はこの問いです。信じてよい、というのが答えです。

ただしその根拠は「測れた / 測れない」の 2 分では説明できません。当サイトは棄却・参考値・信頼度を下げた表示の 3 通りを使い分けています。このページは、その 3 つの区別だけを書いています。

3 つの状態を区別する

#状態画面の見え方意味
①棄却「〜のため、判定できません。」と理由が出て、数字は出ません算出の前提が満たされていません。出せる数字がありません
②参考値数字は出ますが、参考 の刻印か「ここから下はすべて参考値です」の断りが付きます算出はできましたが、前提の一部を満たしていません
③信頼度を下げた表示数字が出て、信頼度の刻印が下がります前提は満たしていますが、満たし方に余裕がありません

① と ② の違いは、数字が出るかどうかです。 ① は材料そのものが無い状態で、当サイトは推定値で埋めません。空欄は空欄のまま出します。

② と ③ の違いは、何が足りていないかです。 ② は前提が欠けている状態、③ は前提は満たしたが余裕が無い状態です。③ の数字は前提を満たしています。

それぞれの引き金

状態引き金具体的な条件
① 棄却帯域が欠けている上が残っている限界が 8000 Hz 未満 → サ行 / 息の成分 が止まる。5000 Hz 未満 → 声の 4 項目とも止まる(→ 高い音が残っていないとき)
まわりの音声とまわりの音の差が 10 dB 未満 → 声の 4 項目が止まる(→ まわりの音が混ざっているとき)
歪み歪みが 1 % を超えた。歪みは、もとの音に無かった高い成分を作り出すので、帯域の比が本物かどうか区別できません
有声の区間が少ない有声と判定できたフレームが、発話フレームの 20 % 未満 → 息の成分の項目が止まる
② 参考値発話が短い発話と判定できた長さが 3.0 秒未満。この場合は判定全体に断りが付きます
息の成分の項目この項目は常に 参考 です。 測定の条件とは関係ありません(→ 息の音が一緒に録れているとき)
③ 信頼度を下げた表示まわりの音声とまわりの音の差が 10〜15 dB(→ まわりの音が混ざっているとき)
項目そのものの上限サ行の項目は上限が中間、息の成分の項目は最も低い側に固定(→ サ行が目立っているとき)

② に 2 種類あることに注意してください。 発話が短いことによる参考値は、測り直せば消えます。 息の成分の項目に付く 参考 は、測り直しても消えません。 前者は測定の状態、後者は項目の性質だからです。

どうすればよいか

出ている状態すること
① 帯域の欠落経路を変えて録り直す → 高い音が残っていないとき
① まわりの音差を稼ぐ → まわりの音が混ざっているとき
① 歪み入力音量を下げるか、マイクを少し離して測り直す
① 有声の区間声を出している時間を増やして測り直す。 間を空けずに 5 秒話し続けます
② 発話が短い同上。5 秒のあいだ話し続ければ、参考値ではなく実測になります
② 息の成分何もしなくてかまいません → 息の音が一緒に録れているとき
③静かな場所で測り直すか、マイクを口に近づけて差を稼ぎます

測り直しても混在が残るとき

混在したまま読む方法があります。

出ている項目は、それ単独で読めます。 当サイトの判定は 1 項目 = 1 つの量で作られていて、他の項目の値を材料に使っていません。 したがって、隣の項目が止まっていることは、出ている項目の値を弱めません。

弱まるのは、同じ理由が両方に掛かっているときだけです。たとえば、声とまわりの音の差が 10〜15 dB のときは、判定は止まっていませんが出ている項目の信頼度も一緒に下がっています。 このときは、信頼度の刻印のほうを見てください。

一緒に出やすい判定

このページは受け皿です。 他の 8 本の「この判定が出せなくなる条件」を読んだ方が、ここへ来ます。

内部リンクの向きが、10 本の中でこのページだけ逆になっています。 他の 9 本は「自分の判定 → 関係する判定」へ横に送りますが、このページは「起きている状態 → その原因を持つページ」へ振り分けます。 上の 2 つの表がその振り分けです。

判定が 1 つも出ていない場合は、このページではありません。 → 測っても判定が出なかったとき

信頼度の刻印について — この節がこのページの存在理由です

信頼度の刻印は、その判定が当たっている確率ではありません。

刻印が表しているのは、当サイトが算出の前提をどれだけ満たせたかです。「信頼度が高い」は「この値は正しい」という意味ではなく、「この値を出すために前提としていた条件が、この録音では満たされていた」という意味です。

この 2 つは別物です。 前提を全部満たしていても、境界そのものが仮の値であることは変わりません。 信頼度が高い判定でも、境界が動けば結果は動きます。

逆に、信頼度が低いことは、値が間違っているという意味でもありません。 前提に余裕が無かった、あるいは前提の一部を満たしていなかった、というだけです。

この画面で言えないこと

  • 棄却された項目について、当サイトは何も推定していません。 「たぶんこうだろう」という値を埋めることはしていません。
  • 信頼度の刻印は、上に書いたとおり確率ではありません。 数値として比べられるものでもありません。
  • すべての境界値が、いまのところ仮の値です。 実測による較正は今後の課題として残っています。
  • 項目が止まったことは、録音や機材に問題があるという意味ではありません。 当サイトの算出の前提が、この録音では揃わなかったということです。
  • 当サイトはマイクと録音の状態を測るツールです。医学的な判断や助言は行いません。→ 免責事項

もう一度測る

上の表で 1 つだけ手を打って、もう一度測ってください。同時に 2 つ変えると、どの項目が何で戻ったのかが読めなくなります。

→ いまの状態を測る

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